「初動は警察の生命線」県警に通報を専門に対応する新たな部署【福島県】
110番通報の件数が増加していることを受け、県警は、通報を専門に対応する新たな部署を設けました。
1日に発足したのは、110番通報を専門に対応する県警の「通信指令課」です。これまでは、山岳遭難や水難事故などを対応する部署が110番通報を受けていましたが、近年、通報の件数が増加していることから、新たに専門の部署を立ち上げました。発足式で若田英本部長は、「使命感を持って任務にまい進してほしい」と訓示しました。
■県警本部 通信指令課 増子浩 課長
「初動は警察の生命線であります(職員の)育成もしっかり行っていきたい」
県警によりますと、去年の110番通報の受理件数は東日本大震災以降で最も多いおよそ12万6千件で、このうち3割がいたずら・無言電話などということです。県警は「急を要さない相談などは#9110を利用してほしい」と呼びかけています。