「首脳会談を」北朝鮮拉致被害者家族会が岸田首相と面会
北朝鮮による拉致被害者家族会が岸田総理大臣と面会し、高齢化した親世代が被害者と再会を果たせるよう北朝鮮に対し一刻も早く日朝首脳会談を働きかけてほしいと訴えました。
1日午後、有本恵子さんの父親・明弘さんや横田めぐみさんの弟で家族会代表の横田拓也さんらが官邸を訪れ、岸田総理らと面会しました。
横田代表は親世代の家族が生きているうちにすべての拉致被害者の一括帰国が果たせるなら、「北朝鮮への人道支援に反対しない」とする新たな活動方針を報告しました。
拉致被害者家族会・横田拓也代表「親世代が健在存命のうちに(拉致問題の)解決ができないと、人道支援、日朝国交正常化交渉が厳しくなる。首脳会談を行い、全拉致被害者の即時一括帰国を図ってほしいと思います」
横田代表によると岸田総理はこうした訴えをしっかり受け止め、全身全霊でがんばると答えたということです。