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【台風10号】離れた場所でも大雨の可能性 防災用品の売れ行きが前年同時期の5~6倍 福島県

2024年8月30日 18:40
【台風10号】離れた場所でも大雨の可能性 防災用品の売れ行きが前年同時期の5~6倍 福島県
台風10号は自転車並みの、ゆっくりとしたスピードで日本列島を進んでいます。勢力を弱めながら、県内には低気圧として近づく可能性があります。離れた場所でも大雨が降る可能性があり、30日は備えを進める人の姿もみられました。

台風10号は九州北部を通過し、31日にかけて、四国付近を、ゆっくりと東寄りに進む予報です。9月1日には熱帯低気圧に変わる予想ですが、台風から離れた地域でも、大雨の降りやすい状態が続くため、厳重な警戒が必要です。

福島市のホームセンターを訪ねると…入口の側には台風対策の防災用品が並んでいます。台風の接近に伴い売り場を拡大していました。

■ダイユーエイト福島西店 齋藤由樹 店長
「雨や風、停電に対して備えの需要が高い印象」

福島県内でも、台風に備えようという動きがみられています。売り場では、窓ガラスが割れないように貼るテープや、停電の時などに役立つモバイルバッテリーなどが売れているといいます。

なかでも購入する人が多いのが、浸水対策で使う「土のう」です。お店によりますと、通常は「袋」と「土」を分けて販売しているそうなのですが、先週から「すぐに使えるように」と店でつくったものを販売しています。28日から30日午前中までに、150個以上が売れたそうです。

■訪れた客は
「床下に水が入らないようにいくらか買っておくかなと見に来た」

また、お店では、防災用品がひとまとめになった防災バッグも売れていて、こうした防災用品の売り上げは、この1週間で、2023年の同じ時期と比べて、5~6倍、上がったそうです。

■ダイユーエイト福島西店 齋藤由樹 店長
「被害が出る前に用品を備えて、安心していただきたい」
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