保険金の不正請求で問題となっているビッグモーターの和泉社長が、社員に向けて、約束していた報酬の補填を継続することが厳しいなどとメールで示していたことがわかりました。

日本テレビが入手したメールによりますと、和泉社長は文面の冒頭で、迷惑をかけている現状を社員にあらためて謝罪し、顧客救済に向けて損保各社と協議を重ねている段階だとしました。

また、問題発覚後、客が減ったことなどで社員の報酬が減るのを避けるため、報酬の補填を約束していましたが、店舗ごとの粗利の差が大きく開き、これが今月も続くと、報酬の補填を継続することが厳しくなるとメールで示していました。

和泉社長は報酬の補填を続けるためには、販売店1店舗あたり500万円の粗利の上積みなどを社員に求め、「全員で会社を守り、未来に繋げるしかありません。ここからは存続をかけた本気の戦いがはじまります」などとしています。