天皇陛下、63歳の誕生日 今年結婚30年の皇后さまに「心から感謝」
天皇陛下は23日、63歳の誕生日を迎えられました。記者会見では、今年結婚30年を迎える皇后さまへの感謝を述べられました。
誕生日を前にした記者会見で天皇陛下は、去年、コロナ禍後ほぼ3年ぶりに地方訪問を再開したことを振り返り、人々と「直に会って」話ができたことを「とても嬉しいこと」と喜ばれました。
また、今年結婚30年を迎える皇后さまについて述べられました。
天皇陛下「雅子が29歳半の時に結婚してから、その人生の半分以上を私と一緒に皇室で過ごしてくれていることに、心から感謝するとともに、深い感慨を覚えます」
陛下は、皇后さまと「お互いに助け合って、喜びや悲しみなどを分かち合いながら、歩んで」きたと振り返り、「私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であり、生活に安らぎと温かさを与えてくれている」と感謝の気持ちを示されました。
また、去年成年の記者会見を行った長女の愛子さまについては、「皆さんに感謝する気持ちを持ってくれていることを、私たちとしても嬉しく思いました」と述べ、健康維持のため行っている皇居内のジョギングでは、時折、愛子さまも同行することや、ご一家でテニスをしたことも明かされました。
一方、宮内庁が4月からSNS活用なども含めた皇室の情報発信強化を検討していることについては、「皇室に関する情報を、適切なタイミングで国民の皆さんに分かりやすくお知らせしていくことも大事なことである」との考えを示されました。