日本テニス協会は21日、都内で会見を開き、9月～10月に「木下グループジャパンオープン」を開催すると発表しました。

去年まで男子と車いす男子の「楽天ジャパンオープン」として開催され、今大会では2010年まで行われていた女子の部が復活し、車いす女子の部が新設されることになりました。

会見には、1月に現役引退した国枝慎吾さんが出席。国枝さんは去年、この大会で決勝に進出。小田凱人選手との激闘を制し、連覇を達成しました。「東京パラリンピックでは無観客の中でプレー。去年は聖地・有明で多くのお客さんの前でプレーでき、夢がかなった瞬間でした」と大会の思い出を語りました。

女子の車いすの部が新設されることについては、「日本は女子のレベルも高いと評価をされていることでもあると思います。女子の車いすテニスを見たことがない方々の目に触れる機会になる。相当チャンスになると思うので、存分に力を発揮して、お客さんを魅了してもらいたいです」とコメント。

また、この日が39歳の誕生日の国枝さん。「気楽に過ごさせてもらっています。協会の皆さんに会った時に『だいぶ顔つきが優しくなった』なんて言われます」と近況を話しました。