【福岡県西方沖地震から19年】「誰一人取り残さないために」防災の専門家が避難計画の策定を呼びかけ
福岡県西方沖地震から19年。防災についての講演会が福岡市で開かれました。
20日午後、福岡市の中央市民センターでは、東京の跡見学園女子大学の教授で防災や危機管理が専門の鍵屋一さんが講演しました。
■跡見学園女子大学・鍵屋一 教授
「(避難を)効率的にやらないと人々を守れないという時代になってきた。効率的にやるためにはどうすればいいか計画して訓練する。」
鍵屋教授は「災害時に誰一人取り残さないために避難計画が重要」として、特に高齢者や障害者など自ら避難することが困難な人のために、行政や自治会が事前に避難の計画を策定するよう呼びかけました。
2005年3月20日に起きた福岡県西方沖地震では、福岡市などで最大震度6弱の揺れを観測し、1人が死亡、1000人以上がケガをしました。
福岡市は3月20日を「市民防災の日」として毎年、市民の防災意識を高めるための取り組みを行っています。