【検察】元住人の男を「殺人」でも起訴 7年前の6人死亡のアパート火災「未必の故意を認定した」ガストーチのようなもので放火か 福岡
7年前、北九州市で6人が死亡したアパート火災で、放火などの疑いで逮捕されていた元住人の56歳の男が殺人の罪でも起訴されました。
殺人や現住建造物等放火などの罪で17日、起訴されたのは、井上浩二被告(56)です。
起訴状によりますと、井上被告は2017年5月、北九州市小倉北区の木造2階建てアパート「中村荘」に侵入し、ガストーチのようなもので放火した上、火災によって住人6人を殺害し、5人に重軽傷を負わせた罪に問われています。
井上被告は現住建造物等放火と住居侵入の疑いで逮捕・送検されていましたが、福岡地検小倉支部は井上被告が放火によって住人が死亡するかもしれないと認識していたと判断し、殺人と殺人未遂の罪でも起訴しました。
井上被告が起訴内容を認めているかどうかは明らかにしていませんが「捜査で収集した証拠などを評価・分析し、未必の故意を認定して、きょうの公判請求に至った」としています。