「市長がパワハラ」複数の職員が訴え 市長は発言をおおむね認める 福岡・宮若市
福岡県宮若市の塩川秀敏市長(75)から暴言などのパワハラを受けたと、市の複数の職員が訴えていることが分かりました。塩川市長は取材に対し発言をおおむね認めました。
【叱責したとされる動画も】
■動画
「運転手やったら自分のスマホ見るんか!」
「すみません。」
「すみませんですむか!」
車に乗る前の職員がスマホを見ていたとして、福岡県宮若市の塩川市長が職員を、激しい口調で叱責したとされる動画です。
市長はこのほか、ある課長に対し、ほかの職員の前で「課長は不適切。辞めるしかない」と発言したり、夫婦の職員が育休を同じ時期に申請した際に「2人で同時に取得する必要があるのか」と発言したとされています。
職員らは市職員の権利保護にあたる公平委員会に改善を申し入れました。
【信頼関係ができていると思った】
塩川市長は28日午前、取材に対し発言をおおむね認め「相手との信頼関係ができていると思ったうえでの発言だった。不快に思ったのなら謝罪したい」と話しました。
公平委員会は今後、職員や市長の聞き取りを行い、事実関係が認められた場合、市長に対し、改善指導の文書を提出することにしています。