東南アジアから帰国した男性が「デング熱」に感染 北九州市
北九州市は17日、県外に住む20代の男性が、蚊が媒介する感染症「デング熱」に感染したと発表しました。
デング熱はデングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染し、3~7日間の潜伏期間ののちに発熱や嘔吐などの症状が出る感染症です。
北九州市によりますと、デング熱と診断されたのは県外に住む20代の男性で、1月5日に東南アジアから日本に帰国しました。
倦怠感や咳の症状が出たため、10日から北九州市内の医療機関に入院し、その後、発熱したことから血液検査をしたところ、16日にデング熱の感染が確認されました。
男性は現在も入院中ですが、状態は安定しているということです。
デング熱は東南アジアや中南米などで感染の報告が増えているということで、福岡県内では去年、14件の感染が確認されています。
北九州市は、海外の流行地域に行く際にはできるだけ肌を露出せず、虫除け剤を使うなどの対策を呼びかけています。