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西鉄グランドホテルのレストランで食中毒 2日間の営業停止処分に 17人が症状を訴える 福岡

2024年1月10日 15:54
西鉄グランドホテルのレストランで食中毒 2日間の営業停止処分に 17人が症状を訴える 福岡
西鉄グランドホテルのHPより

福岡市の西鉄グランドホテル内のレストランで、ディナービュッフェを利用した17人が下痢や腹痛の症状を訴え、市はウェルシュ菌による食中毒と断定し、10日から2日間の営業停止処分にしました。

福岡市の発表によりますと、4日、福岡市中央区大名の西鉄グランドホテルから「3日のディナービュッフェの利用客から、体調不良の連絡が数件寄せられている」と報告がありました。

3日、ホテル内のレストラン「グランカフェ」でディナーブッフェを利用した61人のうち、20代から80代の17人が腹痛や下痢の症状を訴え、このうち4人が医療機関を受診しました。

市が調査したところ、17人のうち10人からウェルシュ菌が検出され、市はディナーブッフェが原因の食中毒と断定しました。

これを受け、市は「グランカフェ」と、同じ厨房を使っているバー「グロット」について、10日から2日間の営業停止処分としました。

重症の人はおらず、全員、快方に向かっているということです。

西鉄ホテルズは「多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げ、衛生管理体制を改めて見直し、 安全安心な商品提供に努めてまいります」とするコメントを発表しています。

福岡市は、ウェルシュ菌による食中毒は大量調理され長時間、室温に放置された食品が原因になることが多いとして、加熱調理したものはなるべく早く食べることや、食べるまでに時間がかかる場合は冷蔵保存し、食べる前に十分に再加熱して、カレーやシチューは鍋の中をよくかき混ぜるよう呼びかけています。

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