「横断歩道の白線は何センチ間隔?」西日本初 白線間隔を広げた横断歩道を整備 視覚障害者が体験会
白線の間隔を広げた横断歩道が西日本で初めて広島市内に整備され、実際に歩いて渡る体験会が開かれました。
6日、視覚に障害のある人たちが体験したのは、広島駅のそばにある横断歩道。実は、今月から白線の間隔が90センチに広がりました。法改正により、最大2倍まで広げられるようになったことを受けた整備で、西日本では初めてです。「エスコートゾーン」と呼ばれる突起がついた誘導ブロックも設置し、視覚障害者が安心して渡れるか確認しました。
■体験者
「(線を)引いたばかりなので白がはっきり見える。これが1年2年経つと(どうなるか)分からない」
車のタイヤが通りやすい場所を避けることで色が落ちるのを防ぎ、費用の削減が期待されます。
■広島市視覚障害者福祉協会 中神誠 会長
「(白線の)幅を広げたことで経費が節約された分を、エスコートゾーンや他の部分に使っていただけるのでいいとこではないかと思う」
■広島県警 交通規制課 三宅新治 課長補佐
「全ての方が横断しやすいように、意見を参考にしながら(整備を)進めていきたい」
《2024年12月6日放送》