工夫満載でさらに便利に! 広島らしさを詰め込んだ新バスエリアとは?【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。「変わりゆく広島の街」と題して、新しい広島駅ビル1階の広島駅南口の新しいバス乗り場についてプレゼンします。
これまで広島駅南口のバスエリアは、Aホーム・Bホーム・Cホームの3つに分かれていましたが、6月2日から以前の場所から少し北側で、新しい駅ビルの1階部分に移動し、暫定的に利用ができるようになりました。これに伴い、元々のバス停が、周辺の商業施設の前に変更された路線もあります。 詳しいバスの乗り場や路線については、バス会社のホームページを確認し、時間に余裕を持って利用できるようにしましょう。
利用客の中には、バスエリア内に設置された案内図を確認して、乗り場へ向かう姿も見られました。
■利用者は…
「乗り場が集まっていて、利用者にとってわかりやすい。」
「梅雨時これからだから、雨には濡れそうにない。前は7番だったのが、6番に変わっていた。1回乗れば今度からこの乗り場だとわかる。」
それぞれの乗り場には、足元に路線の番号や線が引かれています。例えば「24」と「50」は、「24号線」と「50号線」となります。そのため、24号線の吉島方面のバスに乗る場合は、バス乗り場内にある足元の数字と線に沿って進むと、6番乗り場にたどり着きます。新しいバス停では、自分が乗るバスを探しやすい工夫がされています。
また、足元は3色のブロックで広島の川の砂を表現している他、バスエリア内の一部の柱には、広島の川の水面のきらめきを表現した波打つ青いタイルがはめ込まれています。マツダスタジアムのピクトグラムは、カープのレジェンドで鉄人・衣笠祥雄さんのフォームのシルエットとなっており、帽子の色は赤となっています。新しいバス乗り場は、彩りや細部にこだわった広島らしさを詰め、遊び心やデザイン性が満点となっています。
これまで使用していたバスエリアには、路面電車の駅前大橋ルートの高架橋やペデストリアンデッキなどの工事で利用するため、機材やクレーンなどの工事用車両が置かれています。
広島駅南口広場の完成図を見ると、先日までバスエリアだった場所も、今後もバスエリアとして利用することになります。6月2日から利用が始まった駅ビル1階のバス停は9ヵ所ですが、旧バス停だった場所も併せて、22ヵ所のバス停が設けられるということでした。そして、福屋広島駅前店の南側にあるバス降り場が、最終的にはバスエリア内と合体し、屋根がある場所で乗降し、駅の近くになるそうです。
また、2025年の春に広島駅ビルが開業すると、駅ビルの2階とJPビルの2階を繋ぐペデストリアンデッキが開通します。さらに、バス乗り場のそばにも2階へ行く階段ができます。バス乗り場の工事完了は、駅ビル開業1年後の2026年度末の予定です。