産地を襲った大雨の影響 広島の市場もスイカの入荷量が減少
暑さが続く今、食べたくなるのがスイカです。しかし、産地を襲った大雨の影響で出荷量が減少しており、しばらくは手に届きにくくなる事態も懸念されています。
スーパーの店頭に並ぶのは、暑さが厳しい今だからこそ手を伸ばしたくなる冷たいスイカです。
■客
「ひと夏には2つぐらい食べる。夏には食べたいんじゃが」
一方で、広島市の中央卸売市場では変化が見え始めています。
■宮脇靖知リポート
「たった今、市場にスイカが到着しました。今日の入荷はこのトラック1台。本来であれば、この倍は入荷しているそうです。」
例年、この時期であれば1日で1400箱ほどのスイカが届きますが、8日はその半分となる700箱。原因は、7月末にスイカの一大生産地・山形を襲った大雨の影響です。
■広印広島青果 果実担当 新見雅人さん
「雨が降ったのでそれによる病化、玉肥大による実割れということで産地でロスがかなり多くなったのが一つの原因。」
需要は増加しているため、価格は昨年に比べ1割から2割高くなっていると言います。
■広印広島青果 果実担当 新見雅人さん
「一番暑い時期に食べたいのは理解していますので、我々も一生懸命荷物を広島に持ってきているが、満足に供給出来ていないのが現状。」
こちらのスーパーでは需要の増加を見越して早めに仕入れをしていたため在庫は確保していますが、今後入るスイカの品質への影響を懸念します。
■たかもり 砂田真一さん
「雨が多いと糖度もあまり乗らないので、きっぱりスイカを売らないようにすると思う。」
盆明けには北海道産の入荷が始まり供給量は増える見込みですが、今後の天候次第では例年の夏に比べスイカを手にする機会が少なくなるかもしれません。
(2024年8月8日放送)