南海トラフ「巨大地震注意」広島でも避難に備える声
南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が初めて発表されたことを受け広島でも警戒する動きが広がっています。
8日に発生した宮崎県沖を震源とする最大震度6弱の地震。気象庁は、南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表し、1週間程度、新たな大規模地震に注意するよう呼びかけています。
最大震度3を観測した広島でも、地震に備える人の声が聞かれました。
■呉市在住女性
「備え見直しました。常にバッグを用意していてまた見直して。子どもたちと地震が起きたらどういうふうにするか、ばらばらの場所にいたらどうするかっていうことも話をして」
「地震が起きたときどこに逃げるか(話した)」
一方、県の危機管理課では、昨夜から警戒体制をとり、24時間、職員が情報収集などにあたっています。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、県内では、最大震度6強、1.9メートルの津波が発生するおそれがあり、最大でおよそ1万5000人の死者が想定されています。
■広島県 危機管理課 松岡 靖樹 課長
「日頃行っている地震への備えが改めて間違ってないか、家族との連絡の方法を確認したりとか、そういったことをこの機会にもう一度していただければ」
また、県警は、今後の地震に備え、8月16日まで災害への警戒体制を強化するということです。
【2024年8月9日放送】