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自転車ロードレースチーム・ヴィクトワール広島 エースを担う国内トップの実力者 小野寺玲選手の強さのヒミツをプレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年4月18日 18:58
自転車ロードレースチーム・ヴィクトワール広島 エースを担う国内トップの実力者 小野寺玲選手の強さのヒミツをプレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。有田優理香アナウンサーが、広島を拠点に活動するプロ自転車ロードレースチーム『ヴィクトワール広島』をプレゼンします。

『ヴィクトワール広島』とは!?

ヴィクトワール広島は、2015年に中四国初のプロの自転車ロードレースチームとして広島に誕生し、2024年で10年目になります。2024年の夏に商工会議所で大会があり、会場の近くにはたくさんののぼり旗や、選手のポスターが掲示されています。ヴィクトワール広島は、広島の町に少しずつ、でもしっかりと文化を根付かせています。

自転車ロードレースってどんな競技?

自転車のロードレースは、主に公道を自転車で走り、ゴールの順番や所要時間を競う競技です。中には200kmを超えるものもあり、競技時間は、5時間から6時間ほどかかる過酷なレースもあるそうです。100人から200人が一気にスタートして、最初にゴールした人が優勝になります。

個人競技に思われますが、実はれっきとしたチームスポーツです。選手たちには、チームナンバーワンの実力で、優勝を目指す「エース」、レース中のエースの風よけの役割などでエースを勝利に導くためにサポートをする「アシスト」など、チーム内で様々な役割があります。エースは、チームの選手たちの身を挺した支えや思いを持ちながらゴールに向かいます。

ヴィクトワール広島の「エース」

今回紹介するのは、エースの役割を担う小野寺玲選手です。今シーズンからヴィクトワール広島に加入しました。2023年のヴィクトワール広島は、所属する国内トップリーグで過去最高のチームランキング2位につけました。初の年間王者を目指す上で、切り札として獲得したのが小野寺選手です。小野寺選手は、昨シーズンまでは強豪・宇都宮ブリッツェンに所属し、2022年には年間の個人総合優勝した実力者で、エースとしての活躍が期待されます。

■ヴィクトワール広島 小野寺玲選手
「もともといた栃木のチームも地域密着型チームということで、同じ性質を持つ広島なら自分の性分にも合っているし、活動しやすいかなということで、移籍を決めてこちらに来ました。このジャージを着てどこかで勝つと、ざっくりとした目標ですけど、勝つことに価値があると思うので、それを狙っていきたいと思っています。」

小野寺玲選手の魅力、ここにアーリー!

今回は、小野寺選手の2つの魅力に迫ります。1つ目は、仮面ライダーならぬ「オノデライダー」です。小野寺選手は、トップでレースをフィニッシュした時にポースを決めることにしています。オノデライダーポーズと言われており、他の選手とちょっと違ったことをしたいという意向から始めたそうです。最初は仮面ライダーのポーズから始まり、アニメや映画からヒントを得て、様々なポーズを取っています。優勝してポーズを取るために、前日もしくは、その前からイメージトレーニングをしっかり行っているそうで、まさに強さの秘密となっています。なぜなら、ポーズは優勝しないとできないことから、モチベーションにつがっています。しかも、1度として同じポーズを取ったことがないと言います。

チームにも、小野寺選手の強さや明るさが広がっており、3月に行われた新体制お披露目パーティーでは、思い思いのポーズを決めています。「明るく、楽しく、勝つ」というメンタリティが、チームにしっかりと根付き始めています。このようなポーズ見たるために、ロードレースの観戦を前向きに考える人も増えていくことが期待されます。ファンにとっても楽しみができることで、オノデライダーポーズが魅力の1つになっています。

2つ目の魅力は、自転車ロードレースとあることで「二刀流」と自称するほど、好きなものがあるところです。 小野寺選手の自宅に伺うと、なんとパティシエ姿で出迎えてくれました。小野寺選手の趣味は、お菓子のカヌレ作りです。遠征でフランスに行ったことがきっかけで、カヌレの魅力を知り、8年前から自分作っています。

■ヴィクトワール広島 小野寺玲選手
「こだわりを出しやすいお菓子で、このカヌレはすごく好きになりました。」

Q.自転車とカヌレ作りの共通点は?

■ヴィクトワール広島 小野寺玲選手
「毎回毎回試行錯誤しながら、自分にあった焼き方、作り方を見つけていく過程があるんですけど、自転車も1日練習しただけでは強くならないので、工程の多さと地道さは似ているのかなと思います。ラムがしっかり香ってきて、ほのかにバニラが香っているというのが、しっかり出ているかなというのは感じます。」

小野寺選手自作のカヌレは、外はカリッ、中はトロッとしており、プロ並みの本格的なでき上がりでした。

小野寺選手は、カヌレノートにその時の気温やオーブンの温度など、細かく分析して、書き記しています。前の所属のチームでは、企業とコラボして「カヌレ・ド・オノデラ」が販売されたこともあるそうです。競技にもカヌレにも、こだわりが強く、また、小野寺選手がカヌレ好きを発信することで、よりファンを増やしたい、カヌレが共通点で自転車ロードレースを見に来てほしいという思いも込められています。小野寺選手は、レースの会場で「カヌレ・ド・オノデラ」を販売したいとの思いを持っているそうです。

ズバリ!今シーズンの目標は!?

小野寺選手の今シーズンの目標は「いろんな場所で発信をして、自転車ロードレースをよりメジャー競技にしたい」とのことでした。オノデライダーポーズがたくさん見られるよう期待したいですね。

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