政府による補助金が16日から一弾と縮小され、ガソリン価格が値上がりする見込みです。広島でもドライバーや農家から先行きに不安の声が上がっています。

実が赤く色づき甘い香りが漂います。１月１５日は「イチゴの日」。廿日市市の農園では、年明けから今シーズンのイチゴ狩りが始まっています。

■来園者
「おいしいです」「けっこう甘いです」

５月いっぱいまで楽しめますが、頭を悩ませるのは、ハウスの温度を維持するために欠かせない”燃料の高騰”です。

■田原農園　今田徳之さん
「重油だと１万リットルくらいシーズンで使うので何万円何十万と変わってくる」

重油や灯油も値上がりの一方です。

■田原農園　今田徳之さん
「ちょっとした燃料の値上がりが大打撃になると続けていくのがどうなのかなと」

福山市内のガソリンスタンドです。15日のレギュラーガソリンは、１リットルあたり１７５円ですが、16日からは”値上げ”を予定しています。

■給油客
「メールで見ていて、明日から上がると書いてあったから入れようかなと（値上げは）きついです」

政府は、ガソリン価格を抑えるための補助金を段階的に減らしており、去年１２月に続き、あすからさらに５円程度、縮小。そのため県内のレギュラーガソリンの平均価格は、１リットルあたり１８５円ほどまで上がる見込みです。

■給油客
「（ガソリンが）高い。高齢者には（車は）一番の足なのだからもっと安くしてほしい」
■給油客
「食費とか電気代とかいろいろ高くなっているので、（値上げは）ちょっと痛い」

■福山アポロ石油　販売二部　小烏英二　部長
「値上げせざる負えない状況で、お客様の買い控え、客足が遠のく状況を懸念している」

【２０２５年１月１５日放送】