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広島市の原爆資料館 一部展示を入れ替え新たに56点を公開 被爆80年で存在意義高まる

2025年2月21日 19:13
広島市の原爆資料館 一部展示を入れ替え新たに56点を公開 被爆80年で存在意義高まる

広島市の原爆資料館では展示資料の劣化を防ぐため、定期的に資料を入れ替えています。
21日から遺品など新たに56点が展示されました。

真っ黒にこげた弁当箱。持ち主は当時12歳だった竹田雅郎さん。
中には、弁当箱のまわりにあった砂が遺骨の代わりに入れられています。

このズボンをはいていた宮谷正徳さん。
「殺してください」と頼むほどの大やけどを負い1歳の娘を残して亡くなりました。

原爆資料館は2025年、開館から70年となります。
14代目の館長、石田芳文さんに改めて資料館の存在意義を聞きました。

■原爆資料館 石田芳文 館長
「核兵器の使用に対する危険性が高まっている。世界情勢がある世界のいろいろな国から来られる誰もがきちんと被爆の実相を理解してもらい、核兵器廃絶への意識を持ってもらえるような運営に努めていきたい」

今回、入れ替えた被爆者の遺品は1年間展示されます。
【2025年2月21日放送】

最終更新日:2025年2月21日 19:13
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