知人女性の家に郵便局員を装って押し入り現金を奪った上、性的暴行を加えたとして、不同意性交等の罪などに問われている男の裁判で、検察は10月8日、被告に対し懲役10年を求刑しました。

この裁判は、住所不定無職の被告の男（48）が今年1月、30代の知人女性宅に郵便局員を装って押し入り、現金2万円を奪った上、ホテルで性的暴行を加えるなどし、住居侵入と強盗、それに不同意性交等の罪に問われているものです。

8日の論告求刑公判で、検察側は「犯行態様などが非常に悪質で、被害者が受けた精神的苦痛は甚大であり、金銭的被害も軽視できない」などと指摘し、被告の男に懲役10年を求刑しました。

一方、弁護側は「暴行や脅迫の程度が重くなく、被告人も反省している」などとして、減刑を求めました。

判決は今月11日に言い渡される予定です。