1月31日に、徳島県の自殺対策推進本部会が開かれました。

それによりますと、2024年1年間の徳島県内の自殺者数は112人で、前の年に比べて12人増えました。

増加は2年連続です。

男女別では、男性が87人と21人増えた一方で、女性は9人減り25人となりました。

また、年代別では50代が最も多く26人、次いで70代が25人、80歳以上が22人など、働き盛りの世代や高齢の男性が経済や労働環境、それに健康問題を苦に命を絶っている現状が報告されました。

これを受けて徳島県は、例年3月に実施していた自殺対策強化月間を2月と3月の2か月間に拡充します。

孤独・孤立させない社会を目指し、身近な人への声かけを呼びかけるチラシを2万5000枚作成するなど、様々な機会を通じてコミュニティの醸成を図ります。

（徳島県地域共生推進課 加藤貴弘課長）
「一人で悩まないでというのが、精一杯お届けしたい言葉。様々な所に相談を受けてくれる、そういう体制づくりを進めていますので、一人でもそういった方を減らせるように、少なくできるように、取り組んでいきたいと思っております」