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大雪の時の注意点は? 佐々木気象予報士が解説【徳島】

2025年2月4日 20:37
大雪の時の注意点は? 佐々木気象予報士が解説【徳島】

(小玉)
大雪のおそれということですが今後の見通しは?

(佐々木)
「四国の上空にはマイナス12度以下のこの冬一番の寒気が入ってくる見込みです。このため、現在雪がすでに降っているところはさらに積雪が増加するおそれ、大雪になる可能性もあります」

(野口)
「大雪になった場合、どんなことに注意すればよいのでしょうか」

(佐々木)
「まず、すでに雪が積もっている場所や、そこへ出かける予定がある方は、大雪や猛吹雪により車の立ち往生で、その場にとどまなければならない状況になることがあります。最悪を想定して出かける際はこのようなものを車に乗せておくとよいでしょう。スコップや牽引ロープやタイヤチェーンなど、車を移動させることに使えます。また、上着や手袋ひざかけ、カイロなど暖のとれるものや食べ物や飲み物があると安心です」

「車内で救助を待つ時、また路上などで車がストップし、車内で救助を待つ時は、エンジンをかけ続けないことが重要です。雪に埋まった状態でエンジンをかけ続けると、排気ガスが行き場を失い、車内に一酸化炭素が充満してしまう危険があります。エンジンを切って毛布やカイロなどで体温を維持するのがよいでしょう」

「雪の日の翌日はいつも以上に足元に注意が必要。路面が凍結し滑りやすくなることがあります。日陰の歩道や橋の上、歩道橋階段なども凍結しやすい。坂道も凍結すると転びやすく危険。また、雪の後は車もスリップしやすくなり、事故につながる恐れ。ノーマルタイヤで出かけるのは控えたほうがよいでしょう」

「また、雪が降っていなくても、今回のように寒波が強いときは、気温が低い状態が続く見込みです。水道は気温がマイナス4度以下になると、凍結する可能性が高くなるといわれています。事前の対策としては、①水道管にタオルを巻く、その上からビニール袋を被せてテープで止めるとよいでしょう。②蛇口から少量の水を出し続ける。水は流れていると凍りにくくなるので、糸状でよいので流し続けておくのもよいです。③元栓から水を止める。冷え込みが強い場合は留守にするので対応がとれないときは水抜きをしてしまうのも有効。もし、凍ってしまった場合は、自然に溶けるのを待つのが一番安心です。はやく溶かしたい場合はタオルなどを当てて、その上からぬるま湯をゆっくりかけてじっくり時間を使って溶かす。熱湯をかけると水道管が破裂する恐れがあるのでやめましょう」

最終更新日:2025年2月4日 21:46
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