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子育て当事者の意見を聞き少子化対策 熊本県の部局横断の推進本部が発足

2024年5月29日 16:25
子育て当事者の意見を聞き少子化対策 熊本県の部局横断の推進本部が発足
熊本県が進める少子化対策の取り組み「こどもまんなか熊本」の実現に向けて29日、県庁に部局をまたいだ推進本部が発足しました。

県が進める少子化対策「こどもまんなか熊本」は、こどもや若者、子育て当事者の声を聞き、様々な家庭のニーズに応じた子育て支援や、夢が実現できる環境整備などの施策を再構築する取り組みです。

29日に開かれた推進本部の初めての会議では、去年の県民アンケートで、学生や生徒、社会人に「将来、子育て支援で必要なもの」を聞いたところ、「働きながら子育てができる環境」が最多だったと説明されました。

■木村敬知事
「子育て支援策もさることながら、特に女性が、結婚してもキャリアパスを生き生きとしていられることが必要」

また関係部局の幹部職員らによる意見交換も行われ、県警本部からは「通学路での横断歩道や信号機、防犯カメラの設置運用を進めたい」、県教委からは「放課後の子どもの居場所や教師が子育てできる環境を整えたい」などの意見が出されました。

熊本県によりますと、おととしの県内の出生数は1万1875人で、7年連続で減少しています。県は今後も、子どもや子育て世代、教育現場など幅広く意見を聞きながら、推進本部では今年度中に「こどもまんなか熊本・実現計画」を策定する方針です。

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