TSMC進出で子どもの通学に影響も?菊陽町で小中学校通学路を点検

2024年5月7日 19:32

菊陽町で7日朝、小中学生の通学路の安全点検が行われました。
TSMCの進出で交通量が増え通学路が抜け道に使われる懸念も生まれています。

菊陽町で9年前から行われている通学路の安全点検。7日朝は教職員や警察など約20人が参加しました。

台湾の半導体メーカーTSMCの進出に伴い交通量が増える菊陽町。
7日に点検したのはTSMCなどがあるセミコンテクノパークから5キロあまりの場所にある菊陽西小学校の校区です。

点検は、ことし2月の第一工場の開所後初めてで学校や町が選定した見通しや歩道の幅などに問題がある11か所を回りました。自主的に通学の見守りをする保護者は…。

見守りをする保護者

■見守りをする保護者
「とっても交通量が多くて子どもたちが危ないと思い心配だなと思い毎日立っています。あの渋滞を見るとここを通りたくなる気持ちはわかるんですけど」

通学路の中には歩道が狭いことに加え抜け道としても使われる交通量が多い道路もあるということです。

■菊陽町教育委員会・吉永公紀教育審議員
「実際に歩いてみますと子どもたちにとって非常に危険があるということも感じますし、いろんな方たちに協力していただきながら子どもたちの安心安全のために取り組んでいただけるのはありがたい」

菊陽町は5月17日までに全ての小中学校の校区を点検し、6月に対策会議を開くことにしています。