【備蓄米】500円ほど安くなる?熊本で店頭に並ぶのは4月下旬からの見通し
政府は9日、備蓄米を追加で放出すると発表しました。JA熊本経済連はすでに1000トンを落札していて、4月下旬以降に県内のスーパーに並ぶ見通しです。
JA熊本経済連によりますと、3月に落札した備蓄米が11日以降、熊本県内の倉庫に届く見込みとなりました。4月下旬から店頭に並びます。
3月24日から30日に全国のスーパーで売られたコメ5キロあたりの平均価格は、税込みで4206円と13週連続で値上がりしています。JA熊本経済連は、備蓄米の価格について、今より500円ほど安い3000円台半ばから後半ぐらいになるとみています。
この知らせに街の人は。
■大学生
「パンとかも食べるようにはしています、最近は。(備蓄米が安く販売されると)結構変わると思いますね、気持ち的にも」
■女性
「期待はしているけど、中には買い占める人も出てきやせんとかと」
一方、江藤農水相は9日、7月まで毎月、備蓄米を放出すると発表しました。再来週には備蓄米10万トンを対象とした3回目の入札を行う考えです。
【スタジオ】
(永島由菜キャスター)
備蓄米の追加放出が決まりましたが、JA熊本経済連は今後どう対応するのでしょうか?
(緒方太郎キャスター)
今後の入札予定はないということです。その理由は「買い戻し」です。備蓄米の売り渡しは、原則1年以内に同じ量を政府に返すことが条件で、これ以上落札すると返せる見通しが立たないというのが理由です。
JA熊本経済連は、「価格が下がるのは限定的で、その後も米の不足感は続くのではないか」と話しています。