熊本市の道路地中に空洞 50年以上経過した下水道管などに"すき間"のようなもの確認
13日に熊本市中央区の市道の地中に見つかった空洞。その後の調査で、すき間のようなものが見つかりました。
熊本市によりますと13日午前、中央区西唐人町の市道で直径1メートル深さ1メートルほどの空洞が見つかりました。けが人はいませんでした。
■永島由菜キャスター
「空洞が見つかった所のすぐ近くのマンホールに作業員が入ります」
その結果、下水道管と家庭排水が流れる管に、それぞれ1か所ずつ1~2センチのすき間のようなものが見つかったということです。この下水道管はつくられて50年以上経っていますが、こうした古い下水道管は中心市街地に多く、市全体の下水道管の8%あるということです。
■熊本市上下水道局 下水道維持課 宮本和彦副課長
「小規模とはいえ、1年間に20~30件の下水道の陥没というのが実際起きています。点検を力を入れ、少しでも減らしていくようにしていきたい」
熊本市は14日夜にマンホールの周りの土を掘り起こし、下水道管などを調べる方針です。
また熊本市では、埼玉県で起きた道路の陥没事故を受け市内の下水道管などを点検した結果、9か所で異常が見つかっていて、これまでに腐食などが見つかった場所と合わせて35か所の修繕を早急に行うとしています。