「倒壊のおそれ」熊本豪雨で被災したJR肥薩線の球泉洞駅 駅舎を解体へ
2020年の熊本豪雨で被災したJR肥薩線の球泉洞駅の駅舎が、倒壊のおそれがあるため解体されることが分かりました。2月から工事が始まる予定です。
球磨村にある球泉洞駅は、熊本豪雨の際、近くを流れる球磨川のはん濫で被災し、ホームが一部流出して半壊状態となっています。JR九州によりますと、被災から3年半が経ち、倒壊の危険性が高まったとして、解体撤去することを決めたということです。2月初旬には工事に着手し、今年度中には終える予定です。
球磨村にある球泉洞駅は、熊本豪雨の際、近くを流れる球磨川のはん濫で被災し、ホームが一部流出して半壊状態となっています。JR九州によりますと、被災から3年半が経ち、倒壊の危険性が高まったとして、解体撤去することを決めたということです。2月初旬には工事に着手し、今年度中には終える予定です。
球泉洞駅は1947年に開業し、地元から木材の提供を受けて駅舎ができました。九州最大級の鍾乳洞「球泉洞」の最寄り駅ですが、駅と球泉洞をつなぐ球磨川にかかる橋も熊本豪雨で流されました。
JR肥薩線は熊本豪雨からの復旧が進まず、八代駅から鹿児島の吉松駅間の約87キロの区間が運行していません。県や地元の市町村は再開を目指していますが、JR九州は、持続可能な運営ができることを再開の条件にしています。