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県発注の工事で海水が19haの農地に流入 県と業者が住民説明会

2024年3月9日 12:17
県発注の工事で海水が19haの農地に流入 県と業者が住民説明会

天草市河浦町で、県が発注した工事のミスにより農地に海水が流入した問題で8日夜、河浦町の2つの地区で住民説明会がありました。

この問題は2月、県が発注した業者が工事を行っていた天草市の堤防の樋門から大量の海水が農地に流れ込んだものです。海水が流入した農地は約19ヘクタールで、県は、業者が作業を翌日に持ち越す際に、土のうが設置されていることから、扉を外した状態で現場を離れたところ、満潮時に土のうを乗り越えて海水が流れ込んだとしています。

8日に古江公民館で行われた説明会には地権者や生産者など20人、路木公民館では18人が参加しました。説明会では県と受注業者が謝罪した後、受注業者が経緯を説明し、個別に調査して損害を補償すると述べました。

また県が、田んぼに水をはって土に残った塩素を洗い流す除塩方法について、イネを栽培することも除塩になるので試験的に栽培してほしいと説明しました。また、果樹園は稲作と違い雨水が頼りのため、今後、対策を検討したいと説明しました。

これに対し住民からは「早く栽培できる土地にしてほしい」などの意見が出されました。

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