【またトラブル】熊本市電の連結部分外れる 走行中に人為的ミスもけが人なし
走行中の熊本市電で車両どうしをつなぐ連結部分が外れるトラブル、原因は人的ミスでした。
熊本市交通局によりますと8日午前8時頃、熊本市電の商業高校前電停付近で、2両連結で走行していた車両が離れるトラブルがありました。
通常運行の車両に故障した車両を連結して移動させている最中で、車両どうしを連結する棒が外れたということです。
通常運行の車両には乗客・乗員あわせて約70人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。故障車両に人は乗っていなかったということです。
運転士が連結棒の差し込み位置を誤ったことが原因で車両も一部破損しました。このトラブルで熊本市電は上りに最大30分あまりの遅れが発生しました。熊本市交通局は今回のミスが重大事故につながりかねない事象として8日、九州運輸局に報告したということです。
熊本市電では2月にも走行中にドアが開くなど重大事故につながりかねない事象が今年に入り3回起きています。
■熊本市交通局 運行管理課・松尾達哉課長
「こういうインシデントが続いてしまっているということで大変申し訳なく思っているところです。非常に重く受け止めております」
熊本市交通局は今後、作業を複数で行うなどのマニュアルを作り教育を徹底したいとしています。