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熊本市庁舎の建て替え地 市は「桜町」に絞り込む 6月の市議会委員会で市長が説明

2024年6月17日 18:47
熊本市庁舎の建て替え地 市は「桜町」に絞り込む 6月の市議会委員会で市長が説明

耐震不足が指摘されている熊本市役所の本庁舎の建て替え場所について、KKTの取材で熊本市が「桜町」に絞り込んだことがわかりました。

熊本市役所の本庁舎は耐震不足が指摘され、建て替えの基本構想が示されています。その場所について熊本市は、現在の手取本町、城東町、桜町、白川公園の4つのエリアから6月中に絞り込む方針を示しています。

そして17日、新たな動きがありました。熊本市の大西一史市長は、6月24日に開かれる市議会の特別委員会に自らが出席して、新しい建て替え場所を明らかにするとしました。

■熊本市 大西一史市長
「例えば立地性や交通の利便性、 災害・防災の観点など含めて、なぜそう選定していくのか、そう考えるのか、委員会の場で私の口から説明させていただきたい」

その一方で、具体的な候補地案について、大西市長は「現在、最終調整中」として明言しませんでした。

しかし、一部の市議会議員はすでに市の担当課から候補地について説明を受けていることがわかりました。また複数の関係者はKKTの取材に対し、「条件から考慮して桜町エリアに絞り込むのが妥当だ」と語りました。

■畑中香保里キャスター
「新しい庁舎の場所として最も有力とされているのが、サクラマチクマモトの隣にあるNTT西日本の所有地です」

候補地の一つのNTT西日本の桜町ビルが建つ土地。これまで市議会でも、市電やバスなど交通の利便性の高いこと、花畑広場が目の前に広がり、一帯で防災力の強化が図れること、建物がすでに空きビルで早期の工事への着手が可能であることなどから、有力な候補地に挙げられてきました。

「桜町」が移転先として有力視されていることについて熊本市民は。
■男性
「桜町は人が集まりやすい。白川公園はないかなって思っていました、渋滞しそうなので」
■夫婦
「現庁舎で特に不便は感じていないが、桜町に建つなら、もっと便利にはなるでしょうね。バスでこのまま来られますからね」
■男性3人
「個人的には、現庁舎のままでもいいのかなと思いますけど。立地がいいというものありますし」

建て替えの事業費は約470億円。国の合併推進債を活用し、財政負担を約136億円軽減するためには、今年度中に「実施設計」に着手する必要があり、熊本市は今年8月までに候補地を決定する方針です。

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