米軍のオスプレイも参加「日米共同訓練の中止を」熊本の市民団体が要請書を提出
陸上自衛隊西部方面総監部(熊本市東区)
アメリカ軍の輸送機、オスプレイが飛行予定の日米共同訓練について、熊本県内の4つの市民団体が10日、陸上自衛隊に中止を求める要請書を提出しました。
熊本市東区の陸上自衛隊西部方面総監部に日米共同訓練の中止を訴える要請書を提出したのは、「いのちとくらし・平和を守る熊本ネットワーク」など4つの市民団体です。4団体は要請書で、オスプレイの飛行は住民の生命を脅かす危険があるなどとして、訓練の中止を求めています。要請書を受け取った西部方面総監部の担当者は、「上司に報告致します」と答えました。
日米共同訓練は、7月28日から8月7日まで九州を中心に行われ、熊本県内では熊本市の健軍駐屯地、益城町の高遊原分屯地、山都町の大矢野原演習場が参加する予定です。このうち大矢野原演習場では、アメリカ軍のオスプレイが離着陸する予定となっています。
オスプレイをめぐっては、去年11月に鹿児島県の屋久島沖で乗組員8人が死亡する墜落事故が起きていて、事故の後、アメリカ軍のオスプレイが訓練で熊本上空を飛行するのは初めてです。
最終更新日:2024年7月10日 19:47