募集停止の高岡法科大学 説明会に対し新入生は「学校生活や進路に不安」
2025年度以降の学生の募集停止を決めた高岡法科大学は17日、この春の新入生に対し説明会を開きました。
入学したばかりの1年生からは、今後の学校生活や卒業後の進路に対する不安の声が相次いで聞かれました。
在学生に対する説明会は、16日から非公開で始まり、17日は新入生37人も対象に加えて行われました。
出席者によりますと、大学からは経緯についての説明があったほか「学生生活や卒業後の進路にはきちんと対応していく」とする話しがあったということです。
新入生
「後輩を迎え入れられずごめんなさいという謝罪があり、最後まで責任もって進路とか相談にのってくれるという話に対しては、ありがたいことなので」
学生の家族に対する説明会は、20日に開かれる予定です。
一方、スポーツ推薦で入学した学生の間には、今後の競技継続への不安が広がっていました。
大学野球の最高峰、全日本大学選手権に出場したことがある硬式野球部には2024年、県内外から8人の新人部員が入りました。
野球部1年生(石川県出身)
「自分は高校時代にうまくいってなかったので、そのリベンジに来たが、なかなか野球ができる環境が整わず、だいぶショックを受けている」
野球部1年生(新潟県出身)
「ほかの大学を考えたり、ここで野球やらずに公務員の道も考えたりしている。もう後輩が入ってこない、自分たちの学年でできることはない」
大学によりますと、野球連盟の規定で、編入学した学生は一定期間、大会への出場ができなくなるおそれがあるということです。
現状では1年生だけでチームが組めないため、経験がある新入生に野球部への入部勧誘をするなど、父母会やOB会とも協議して今後の対応を検討するということです。