2023年に比べ2割程高 1家族1袋の購入制限も 2024年産コシヒカリ 富山県内で販売はじまる
新米の季節となりました。
2024年収穫されたコシヒカリの販売が県内で始まっています。
価格は2023年より高くなっていて、首都圏などでの品薄から購入制限をもうけている店もあります。
富山市上大久保にあるJAあおばの直売所「あおばの里 みのり館」ではコシヒカリの新米の販売が始まりました。
価格は、玄米30キロで1万1980円。
2023年は9980円で、2024年は2割程高くなりました。
JAは2024年、生産者に前払いする概算金を増額していて、それに合わせて流通価格も上がったと店では説明しています。
岡田亮平記者
「一方 こちらでは1家族1袋限りと販売制限の案内が掲示されています」
客
「一袋限りって…、皆一緒に買いにこられるとなくなるのかね」
山口和晃店長
「首都圏中心にコメ不足ということがございまして、当面もうしばらくは個数制限をさせていただいているという形になっております」
この直売所では8月下旬から販売していた早生品種のてんたかくはこれまでに全て売り切れたということです。
そして品質は今のところ、上々とみられています。
県内ではコシヒカリの品質検査が行われていて、上市町江上のJAアルプス上市2号倉庫では13日、検査員が水分量が適度か、害虫被害はないか、そして白く濁っていないかなどを調べていました。
猛暑が続いた2023年、JAアルプスでは品質が最も良い1等の比率は5割にとどまったということですが、2024年は今のところ9割を超えているということです。
JAアルプス 谷吉英樹営農企画課長
「お米の濁りもほとんど見られないもんですから、安心して検査させていただいています。今年は例年並みに落ち着くのではないかと思っています。欲を言えば、もう少し例年以上の等級比率を上げたいと思っています」
コシヒカリの収穫は今週がピークだということです。