奥田交番襲撃事件 島津被告側の上告棄却 富山地裁で審理やり直し
富山市の奥田交番襲撃事件の裁判で、島津慧大被告側が審理のやり直しを命じた控訴審の判決を不服として上告していたのに対し、最高裁判所は、13日までに上告を退け、富山地裁に審理を差し戻しました。
この事件は2018年に奥田交番で島津慧大被告(27)が、当時の交番所長を刃物で殺害し奪った拳銃で、警備員の中村信一さん(当時68)を射殺したものです。
名古屋高等裁判所金沢支部での控訴審判決では、強盗殺人罪を認めず、無期懲役とした一審判決に事実の誤認があるとして、富山地裁に審理を差し戻しました。
島津被告側はこれを不服として最高裁判所に上告していました。
最高裁は、13日までに被告側の上告を退ける決定をしたことがわかりました。 これにより、裁判は強盗殺人罪を巡って富山地裁で審理がやりなおされることになります。