×

立山町 官製談合事件巡り 町長「原因など今後の裁判で明らかに」

2024年3月11日 19:13
立山町 官製談合事件巡り 町長「原因など今後の裁判で明らかに」

立山町の職員1人が起訴された官製談合事件を巡り、舟橋町長は11日、立山町議会で事件の原因や責任などについて問われたものの、「裁判で事実関係が明らかになる」として自身の責任については答えませんでした。

この事件は、立山町が去年発注したオートキャンプ場の設計業務などの入札をめぐり、町の教育課係長の男が富山市の設計事務所の男性役員に入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反などの罪で起訴されたものです。

11日に開かれた立山町議会で、事件の原因や責任などについて問われた舟橋町長は。

舟橋貴之町長
「これからの裁判によって事実関係が明らかになると思います。このため現時点で町を統括し代表する者としての責任についてお答えすることができませんのでご理解をお願いいたします」

後藤智文議員
「(町として)なぜこういう問題が起きたのか(突き止めること)が大切だと思うが、これに答えられないのは残念」

舟橋貴之町長
「正確な内容がわからないので、ここで予断を挟むようなことを言ってはならないと思っている。ただし町民の方に報道等で不快な思いをさせたことは間違いない。その点につきましては申し訳ないと思っています」

町は再発防止に向け、すべての正規職員を対象に公務員倫理などについての研修会を開いたほか、今後、入札や契約行為に関する研修も行うとしています。

    北日本放送のニュース