自宅に母親の遺体を放置 富山市の男 初公判で起訴内容認める
2023年、富山市の自宅で母親の遺体を放置したとして、死体遺棄の罪に問われている男の初公判が27日、富山地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、富山市中島の無職、山崎誠太被告(56)は、同居していた当時80代の母親が去年9月に自宅で死亡したのに、遺体を去年12月まで自宅に放置したとされています。
富山地裁で27日に開かれた初公判で、山崎被告は起訴内容を認めました。
検察側は、「被告は生活保護を受給しており、自治体から葬儀費用が支給される制度があるのに公的機関に相談せず、火葬の費用よりも滞納していた電気代などの払いを優先させた。情状酌量の余地はない」として懲役1年を求刑しました。
これに対し弁護側は、「被告は生活保護の制度を知らず1人で抱え込んでしまった」として執行猶予付きの判決を求めました。判決は来月8日に言い渡されます。