「県立キャリア教育高校」に校名変更を 上市町が富山県教育委員会に要望
7月12日の立山町の雄山高校に続き、16日は上市町が要望です。
定員割れしている上市高校について上市町は16日、志願者の増加に向けて学校名を「県立キャリア教育高校」に変更するよう県教育委員会に要望しました。
上市町の中川町長は16日、県教育委員会の廣島伸一教育長に対し要望書を提出しました。
要望では、地域の企業と連携しキャリア教育を推進している上市高校の特色を広く県民にアピールするため、校名を「県立キャリア教育高校」に変更することを求めています。
上市高校は総合学科のみ定員150人の募集で、2024年度の志願倍率は0・55倍にとどまりました。
一方で例年50人ほどいる就職希望者のほとんどが県内で就職しています。
また、生徒が地元企業で職場体験をする「キャリバイト」の取り組みを2024年度から始めていて「県の活力を維持していくためには県内企業への就職率が高い高校が必要不可欠」としています。
上市町 中川町長
「教育委員会も知事、副知事にも要望をしてきたが、特段の回答は得られなかった。上市高校の特色を子どもたちに理解してもらういい機会だった、来年受験しようという生徒が1つの判断材料にしていただければ」
町によりますと廣島教育長からはコメントはなかったものの、新田知事は「タウンミーティングなどで県民に名称変更について意見を聞くのも1つのやり方」と話したということです。
県立高校の再編をめぐっては、7月12日に立山町が雄山高校の募集定員を増やすよう要望しています。