全国3例目「富山県警人生ゲーム」 遊びながら防犯や交通安全について学ぶ
遊びながら防犯や交通安全について学んでもらおうと、富山県警がおもちゃメーカーの協力のもとオリジナルのボードゲームを作りました。富山ならではのマスもあるということですが、どんなゲームでしょうか。
6日黒部市の桜井小学校で開かれた防犯教室で、児童らはゲームを体験しました。
「(おじいちゃんが)お金が入ってくるからATMに行かなきゃと言っていたから怪しいと思って、警察に相談したよ!4000ポイントもらう~~」
遊びながら犯罪などについて理解を深めることができる、その名も「富山県警人生ゲーム」。
県警が、おもちゃメーカーの「タカラトミー」と協力して作ったオリジナルのボードゲームです。
盤面には、「寒ブリが当選したというメールが来たが無視した」といった富山ならではのマスや「友だちがSNSでバズっていて本名を書こうとしたら止められた」といったマスも。
児童らは楽しみながら、特殊詐欺の危険性やプライバシー保護の大切さについても学びました。
「夜遅くまでスマホを触っていて怒られた。5000ポイント失いま~す」
「楽しいです!試しに110番通報しようとしたら業務妨害になるから駄目だよって」
県警 生活安全企画課 山本潔香巡査部長
「家庭で遊ぶことを想定しているので、年配の人が逢いやすい特殊詐欺被害も、子どもを通じて家族ぐるみで意思疎通を図ってほしいという思いで作った」
全国ではこれまでに大阪府警と岡山県警でもオリジナルの人生ゲームを製作していて、富山県警は3例目。
県警は、この人生ゲームを3月上旬から県内の全ての小学校の4年生と5年生に配布する予定だということです。