ノロウイルス食中毒相次ぐ 富山県が初の警報
県内で食中毒が相次いでいます。高岡市と上市町の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生し合わせて22人が症状を訴えました。これを受けて県は初めてとなる食中毒警報を出しました。
県によりますと、高岡市清水町の飲食店「宮一」で先月28日に会食をした市内の事業所の職員46人のうち、20代から60代の男女17人が下痢など食中毒の症状を訴えました。
全員快方に向かっています。
おととい、事業所から連絡があったもので、県はこの店での食事が原因と断定しました。
料理は刺身や天ぷらなどで、患者と店の従業員の便からノロウイルスが検出されました。
さらに、上市町法音寺の飲食店「酒場よねくと」で先月28日に会食した20代から50代の女性5人も、おう吐や腹痛など食中毒の症状を訴えたことがわかりました。
いずれも快方に向かっています。
原因は同じくノロウイルスでした。
こちらの店の食事には生ガキが含まれていたということです。
県は2つの店をあさってまでの3日間営業停止としました。
県は既にノロウイルス食中毒注意報を出していましたが、新たな食中毒発生を受けて、初めてとなる食中毒警報を出しました。
期間は今月18日までの2週間で、手洗いや食品の十分な加熱など予防対策の徹底を呼びかけています。