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液状化被害の復旧へ地元と連携 角田高岡市長 高岡市伏木地区住民が集う場で初めて復旧方針など説明

2024年3月27日 20:43
液状化被害の復旧へ地元と連携 角田高岡市長 高岡市伏木地区住民が集う場で初めて復旧方針など説明
能登半島地震で液状化被害が深刻な高岡市伏木地区で、住民が集まる会合が27日開かれ、角田市長が出席しました。

地震の後、住民が集う場に角田市長が参加して復旧方針などを説明するのは初めてです。

角田市長が出席したのは、伏木地区の各団体の代表などでつくる復旧復興の連絡協議会の会合で、地区の自治会の会長も参加しました。

角田市長は、液状化被害の復旧には一定のエリアでの面的な対応が不可欠で、そのためには地元と連携して計画をすすめ、国や県の制度も活用して地元の同意が得られ次第、工事を進めるとしました。

これに対し、住民からは。

参加した住民
「市とどのような連携をしていけばよいのか教えてください」

角田市長
「『この地域なら早く合意が得られる』など、皆さんの一致団結の部分を私たちに教えていただいて、早く地区計画、個別計画を作らせてほしい。これが一番お願いしたいことであります」

参加した住民
「一部損壊まで(面倒)みますというのをもっと早く住民に説明してほしかった」

角田市長
「一部損壊は見ないなんて発言は一度もしていない。高岡市はどこよりも早く支援メニューを広げた。一部損壊の人が被災者じゃないとは思っていないし、支援を諦めたわけでないことを理解してほしい」

高岡市はこれまで、液状化被害が深刻な伏木地区や吉久地区など3か所で支援策についての説明会を開いていますが、角田市長は出席せず、住民からは「なぜ出席しないのか」という疑問の声が相次いでいました。

これについて角田市長は。

角田市長
「私は当初から説明会に出る予定ではなかった。きょうみたいな形で住民の代表のみなさんとお話するのは大変重要だと思ってるし、ロードマップが出来た際には当然私が説明に行くものだと最初から思ってた」

角田市長はこのように述べ、住民と連携して復旧を進めたいとしました。
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