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土用の丑の日 被災した店もにぎわう 高岡市伏木地区

2024年7月24日 19:18
土用の丑の日 被災した店もにぎわう 高岡市伏木地区
24日は土用の丑の日です。能登半島地震による被害で移転した高岡市伏木地区の鮮魚店では、ウナギのかば焼きを目当てに多くの客が訪れ、地元の人は今年も買うことができ、笑顔を見せていました。

高岡市伏木地区の鮮魚店堀田商店では、自家製のたれを使ったウナギが焼き上げられていました。ウナギは300匹ほど用意したということです。

店主 向井留美子さん
「できて感謝やわね。ここで魚屋できたからね。続けられた。お店やめる人もいっぱいおってやもんね」

元日の地震で、伏木地区では液状化現象による家屋や道路への被害が相次ぎました。堀田商店は「応急危険度判定」で「危険」と判定されました。営業を継続できなくなりましたが、5月に移転して再開しました。

地震後初めての土用の丑の日となった24日は、雨の降る中、地元の人などがウナギを目当てに店を訪れていました

地元の客
「地震やいうてもね、そんな落ち込まんと、こうやってウナギならウナギの日に買うたりしてね、楽しんどります」


「地域の方、大変な思いをしておられる方も多いんですけど、こうやって当たり前の日常ですけど、こういった当たり前のものが当たり前に手に入って、ありがたいです」

店主 向井留美子さん
「新しい注文もいっぱいあって、去年よりいっぱい焼いてます」

ウナギの仕入れ値は去年より2割から3割ほど上がったということですが、店での販売価格はあまり高くならないようにしたということです。来た人たちは今年も買うことができて、良かったと話していました。
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