市街地でのクマ出没や目撃多発傾向 富山市で対策会議
クマが活発に活動する時期を前に対策会議です。
富山市は、クマの餌となるドングリの実りは2023年に比べ悪くないものの、近年は市街地での出没が増えているとして引き続き警戒を呼びかけています。
市や県、警察などの担当者らが出席した会議ではツキノワグマの餌となるドングリの実り具合が報告されました。
県内では2024年、ブナが4段階中2番目に悪い「不作」、ミズナラ、コナラが2番目に良い「並作」と、ドングリの実りが悪かった2024年よりは良い状態です。
一方で、すでに里山地域に定着しているクマがいる可能性があることや、近年市街地での目撃が増えていることなどから、市はクマが好む柿の実を早めに取り除くなどの対策を心がけるよう呼びかけました。
また、対策強化に向け、AIカメラでクマを検知し防災無線の自動放送を行うシステムを開発し、2025年10月の運用開始を目指していることが報告されました。