下松強盗致傷事件 2人の男を起訴 「匿名・流動型犯罪グループ」との関連は
ことし3月、下松市で起きた強盗致傷事件で山口地検は28日、2人の男を強盗致傷などの罪で起訴しました。
建造物侵入と強盗致傷の罪で起訴されたのは、いずれもとび職の広島県竹原市の男(20)と広島県広島市南区の男(21)です。
起訴状などによりますと、2人はことし3月12日の午前4時50分ごろからおよそ5分の間、少年を含む他の共犯者らと共謀し、下松市の会社事務所内に出入口のガラスを割って侵入。
60代男性の頭部をバールで殴るなどの暴行を加え全治約1か月の大けがを負わせたうえ、現金約548万円やかばんなど21点(約17万100円相当)を奪ったとされています。
山口地検は2人の認否を明らかにしていません。
この事件をめぐっては、2人を含む4人の男がすでに逮捕されていて、SNSなどで実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ」との関連があるとみられています。
逮捕された4人のうち、茨城県神栖市の少年(17)については、5月21日付けで山口家庭裁判所に送致されています。