摘発件数はすでに去年1年間と同数に…不正薬物の密輸出入の取り締まり強化を確認~下関で密輸出入取締対策協議会~
税関や検察、警察などが連携し不正薬物などの密輸出入の取り締まりを強化していこうという会議が23日、開かれました。
下関市で開かれた「密輸出入取締対策協議会」には門司税関や山口地検、県警など7つの機関からおよそ40人が出席しました。
協議会は麻薬や覚せい剤など不正薬物の密輸出入について情報を交換し各機関の連携を強化しようと毎年開かれています。
(林田 門司税関下関税関支署長)
「コロナ禍による入国制限の大幅緩和に伴い不正薬物など社会悪物品の密輸増加も懸念され関係機関の皆様と連携した厳格な取り締まりが必要」
門司税関によりますと管内のことし上半期の不正薬物の摘発件数はすでに去年1年間と同数の13件にのぼっています。
また県内在住者では国際郵便物を利用して麻薬成分を含んだ薬物を輸入しようとした男2人が摘発されています。
このほか取引価格が高騰している金地金等の密輸が17件と増加傾向にあるということです。
主催した門司税関は密輸出入防止に向けて今後も情報交換を行っていきたいとしています。