「下関北九州道路」は都市計画手続きに着手へ
下関市と北九州市を結ぶ「下関北九州道路」について国土交通省などは10日、下関市の旧彦島有料道路と北九州都市高速道路の日明出入り口付近を結ぶルートの素案を県などに送付しました。
下関北九州道路は、老朽化が進む関門橋や関門トンネルに続く新たなルートとして橋梁の検討が進められていて、3つのルート案が示されていました。
国の有識者会議は2020年12月、橋の総延長が最も短い8kmとなる下関市の旧彦島有料道路と北九州都市高速道路の日明出入り口付近を結ぶルートが妥当と判断。
このルートについて10日、国土交通省などはさらに詳細な図面を都市計画決定権者である山口県と北九州市に送付しました。
今後、このルートについて地元説明会や都市計画原案の縦覧など都市計画の手続きが進められます。
山口県では5月30日から6月2日にかけて下関市内で3日間、延べ6回、地権者などにを対象にした地元説明会を開くことにしています。
村岡知事は「今後、地元下関市と連携し、地域の合意形成を図りながら都市計画の手続きを着実に進めると共に、引き続き、関係2県2市や経済界等と一体となって、下関北九州道路の早期事業化に向け、国への要望活動に精力的に取り組んでいく」などとコメントしています。