下松・強盗致傷の被告ら別の窃盗未遂容疑で逮捕 匿流グループに関連か
今年3月、下松市で発生した強盗致傷事件に関与したとして起訴されている男ら4人が、事件の後に大阪府で窃盗未遂事件を起こした疑いが強まったとして、きょうまでに逮捕されました。
建造物侵入・窃盗未遂などの疑いで逮捕されたのは広島県竹原市のとび職の男(20)と広島県広島市のとび職の男(21)茨城県神栖市の無職の少年(17)広島県広島市の自称・解体作業員の少年(19)の4人です。
警察によりますと4人はことし3月、大阪府吹田市内の会社事務所に侵入し金品を盗もうとしたなどの疑いなどがもたれています。
このうち、男2人は今年3月に発生した下松市でおよそ550万円が奪われる強盗致傷事件に関与したとして先月、起訴され、17歳の少年は家裁送致されています。
警察は容疑者らがSNSなどで実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ」との関連があるとみて捜査する中で下松の事件の後に発生した大阪の事件への関与の可能性が高まったとしてきょう(9日)までに逮捕しました。
捜査に支障が出るとして容疑者の役割や認否については明らかにしていません。
警察ではさらに余罪がある可能性もあるとみて捜査を進める方針です。