●週末も冬型気圧配置が続き もう1ランク強めの寒気が流入
●あす7日(土)日中は比較的落ち着いた天気も 夜から下り坂
●あさって8日(日)は夜明け前～朝中心に冷たい雨～山間部ほど雪に 標高高い峠道などは積雪・路面凍結も心配
●週明け9日(月)は朝の底冷えが一段と厳しい
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きょう6日(金)も冬型気圧配置が続いて、冷たい季節風が吹き抜けた県内…師走らしい寒さが続く一日で、寒気の流れ込みに伴う雲が目立ち、北部や山間部中心に時折、時雨模様にもなりました。

しかし週末は、ここからもう1ランク寒さが増してきます。週末も冬型気圧配置が続くとともに、上空の寒気も強まり、日曜日には平地で雪となる目安の寒気も、一時的に県内に流れ込んできそうです。

空模様は、あす7日(土)の日中は、時雨模様はあっても、ごくわずかにとどまる比較的落ち着いた状態ですが、上空の寒気が1ランク強まる、土曜日の夜以降、日曜日の夜明け前から朝を中心に広く天気がぐずつき、ここで降るのが、冷たい雨から、山間部や内陸ほどみぞれや雪となってきそうです。

日曜日朝方の天気は、山口市中心部は冷たい雨が中心で少しみぞれになるかどうか、ですが、山間部ほど雨より雪がメインとなり、徳佐の中心部…標高300メートルほどの所で、田畑などが少し白くなってくる可能性がある、とみています。

より標高の高い山道、峠道ほどしっかり積雪や路面凍結の心配も高まります。島根県や広島県との県境周辺は数センチ程度の積雪になる可能性がある、と見込まれます。峠道の車の運転は冬タイヤ装着などは必須！そして何より安全第一の運転の心がけを、しっかりお願いします。

また、グッと寒くなる週末ですが、週明け月曜日も、放射冷却の影響での底冷えもあり、いっそう厳しい冷え込みになってきそうです。

あす7日(土)の各地の詳しい予報です。日中は比較的落ち着いた空模様で、寒気に伴う雲は多めながら、まずまず日が差す時間もあり、時雨模様のにわか雨も、ごくごくわずか、と見込んでいます。しかし最高気温で11度前後にとどまる、師走らしい寒さは続きそうです。夜は西から徐々に天気は下り坂に向かいます。

あさって8日(日)は、未明～朝にかけて冷たい雨、山間部ほど雪が交じり、標高が高い峠道などは少し雪化粧の可能性もあります。車の運転は路面凍結などにも十分ご注意下さい。日曜日の日中は、雨や雪は落ち着きそうですが、寒さは年末年始並みが続きます。

週明け月曜日は、朝の底冷えが一段と厳しく、山口市中心部でも最低気温は0度前後から、場合により氷点下の可能性もあります。来週前半は、まずまず晴れ間の多い落ち着いた天気ですが、まだ気圧配置は弱いながら冬型がしばらく続き、なかなか上空の寒気が抜けないため、師走らしい寒さは続く日々となりそうです。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）