去年よりも13日早く山口県内のスギ花粉が飛散開始 県医師会が観測を開始してから最も早い 昨シーズンのおよそ2.6倍の飛散量となる見通し
憂鬱な花粉シーズンが今年は異例の早さで始まりました。
20日、山口県医師会は山口県内のスギ花粉飛散開始を宣言しました。
(山本昇治気象予報士)「ことしは飛散開始宣言が早々と発表されたスギ花粉。花粉の発生源であるスギの木の枝を見ていくとスギの雄花が枝の先にたわわに付いていて、いまにも弾け飛びそうです。」
山口県医師会では、県内20箇所で、スライドガラスの上に落ちてきたスギ・ヒノキの花粉を顕微鏡で観測しています。
去年、夏の記録的猛暑の影響でスギの木に多くの雄花が生成され、少量のスギ花粉の飛散は去年の秋から観測されていました。
そして年明けからは長門市や山口市の観測地点で、飛散開始基準以上のスギ花粉が観測され、県医師会は基準を満たした最初の日である1月5日付けでのスギ花粉飛散開始宣言を20日行いました。
去年よりも13日早く、県医師会が観測を開始してから最も早い飛散開始です。
今シーズン全体のスギ花粉の飛散量は、昨シーズンのおよそ2.6倍、過去10年平均の1.6倍ほどとかなり多くなる見通しで、県医師会ではインフルエンザなどの感染症が流行する中、花粉症対策も重要としてマスク着用などの心がけを呼び掛けています。