2024年9月、山口市で起きた大規模山林火災について、市消防本部は「出火原因は不明」との調査結果を発表しました。

この火事は、2024年9月18日・午後4時すぎ、山口市秋穂二島の県セミナーパーク近くの山林で発生したもので、火は5日間にわたって燃え続け、およそ37ヘクタールの山林が焼けました。一時、近隣住民に避難指示が出ましたが、けが人はいませんでした。

市消防本部はこれまで、放火やたばこ、自然発火、それに車のマフラーの接触など出火原因の可能性を調査していましたが、いずれも特定できる目撃情報や物証がなく、出火原因の特定には至らなかったと発表しました。

市消防本部によると当時は、雨が長期間降っておらず、空気が乾燥していたことに加え、山林が急斜面だったことや風向きなどで広範囲に延焼したということです。