停電時も冷暖房が使える 自立発電型ガス空調機を設置 防府
災害時の避難所ともなっている防府市の障害者支援施設に停電時でも冷暖房や電気が使えるようになる設備が設置されました。
防府市向島の障害者支援施設・ゆうあいに設置されたのは、こちらのLPガス貯蔵設備とそのガスを燃料に自立運転を行う空調システムです。
これらの設備の導入により、停電時でもLPガスの貯蔵設備に発電機をつなげることで炊き出しができるようになったり、空調システムにより発電機だけでは使うことが出来なかった冷暖房やLED電灯も使えるようになったり・・・
災害時でも避難者が不自由なく生活できるようになるといいます。
(三友物資事業部 村瀬竜太郎係長)
「こういった自立発電型のガス空調機をご使用いただくことによって安心して非常時でも衛生環境の維持が出来て快適な空調が利用できるというのが一番のメリットではないのかなと」
年に数回は停電が起こるという向島ですが、本土と繋がっているのは橋1本のみ。
災害時、もし橋が壊れると停電の復旧などに時間がかかってしまうおそれもあるため、ゆうあいでは今回の設備の設置は心強いと話します。
(蓬莱会 岩武毅施設長)
「電気もエアコンも携帯の充電も全て出来るというかたちで安心して避難していただくと言うことはこれをつけたことで大変嬉しく思っております」
また、設備には発電や炊き出しを24時間行っても最低6日間利用可能なLPガスが常に貯蔵され続けるということです。