29日（金）は十五夜ですが、満月を見逃せないポイントが三つあります。まず一つ目の理由は、中秋の名月が満月が一致していることです。月が地球の周りを楕円の軌道で回っているため、暦とは微妙なずれが生じてしまうため、実は中秋の名月は満月とは限りません。3年連続で今年は名月と満月が重なりますが、次に一致するのは、7年も先、2030年です。そして、新月から月が満ちていき満月となり、また欠けていく変化をしますが、その満月を迎える瞬間が、18:58で、観察しやすい時間帯です。よりまん丸なお月様を楽しむことができます。

そしてやはり、天気に恵まれている所もポイントです。雲の少ない天気が続く予想で、絶好のお月見日和となりそうです。ただし、気温がグッと下がって、夜9時頃には、気温20度前後。山間部では20度を切り始めそうですから、上着を忘れずにご準備下さい。昼間よりも10度近く、気温が低くなります。

今年は条件がそろっている名月と言えますので、存分に楽しんで下さい。

週末の雨雲の予想です。これからあす30日（土）にかけては前線が日本海を進む見込みで、山口県は少しずつ雲が増えてきそうです。午前中ほど晴れ間もありそうですが、夕方頃の時間は、日本海側の地域を中心に雨が降る所が多いでしょう。洗濯物の取り込み忘れなど、お気をつけ下さい。夜は天気が落ち着いていきそうです。日中の最高気温は、29日（金）よりも低めとなる所が多くなりそうですが、瀬戸内側ほど真夏日となる所もある予想で、雲が増えてくるまでは少し汗ばむ体感となるでしょう。

あさって1日（日）にかけてはまた晴れ間が広がっていきそうですが、北寄りの風が強まるとともに、上空には秋の空気が流れ込む予想です。最高気温は、25度ちょっとの所が多い予想で、北寄りの風が吹きやすいため、日陰ではヒンヤリとした体感となりそうです。羽織り物などがあると活躍しそうです。
週明けからも安定した天気で、秋らしい空気の日が続く予想です。2日（月）、3日（火）は夜の間の冷え込みがグッと強まりそうです。寝冷えにお気をつけ下さい。来週は昼間はよく晴れても最高気温は30度に届かず、さわやかな陽気が続きそうです。一日の寒暖差が大きい日が続きますので、週末までに長袖シャツなどの準備を進めておくと良さそうです。

（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）